国産雑穀事業の歩み
実績と今後の展望
- 事業の原点と創業の想い
私たちの国産雑穀事業は、「夫の地元で大切に育てられてきた、滋味豊かで素晴らしい雑穀を一
人でも多くの人に知ってもらいたい」という純粋な想いから始まりました。
雑穀は古くから日本の食文化を支えてきた伝統的な穀物であり、高い栄養価と豊かな風味が特
徴です。しかし、食生活の変化や流通量の減少に伴い、身近に接する機会が少なくなっていまし
た。「この地域の宝である雑穀の魅力を、現代の暮らしに馴染む形で届けたい」という願いのも
と、私たちが最初に選んだアプローチは、運営するカフェでの「雑穀おにぎり」の提供でした。
一口食べたお客様から「香ばしくて美味しい」「家庭でも炊いてみたい」といったお声をいただくよ
うになり、店頭でのカフェ利用をきっかけに小袋の販売を開始。さらに地域の小売店や飲食店か
らのご要望に応える形で、少量の卸売りへと少しずつ広がりを見せていきました。 - 実績と取り扱い規模の急成長(伸び率)
2017年の立ち上げ当初、年間取り扱い量はわずか75kg程度でした。当時は手探りでのスタート
でしたが、品質の高さとストーリー性、雑穀商社様との出会いが追い風となり、取扱量は年々飛
躍的に拡大いたしました。
現在では、年間取扱量が100トン(100,000kg)を超えるまでに成長を遂げています。
箇条書き 成長率: 2017年から現在にかけて約1,333倍(133,000%以上の伸び率)
箇条書き 成長の要因: - 信頼できる生産者ネットワークの構築: 地元の農家様との確固たるパートナーシップにより、
高品質な国産雑穀の安定調達を実現。 - 多様なチャネル展開: 自社カフェでのエンドユーザーへの直接提案から、D2C(自社EC・一般
消費者向け小袋販売)、さらには食品メーカーや外食産業向けのBtoB大量卸売りまで事業基盤
を多角化。 - 健康・オーガニック市場の拡大: グルテンフリーやプラントベース、腸活など、健康志向の高ま
りに応じた需要の創出。
創業時の「想い」をブレさせずに品質を守り続けたことが、信頼を生み、この圧倒的な伸び率へと
つながっています。 - 取扱商品とこだわり
私たちが取り扱う雑穀は、すべて厳選された100%国産のものです。日本人の身体に馴染みや
すく、それぞれの穀物が持つ個性的で豊かな味わいを大切にしています。
主な取扱品種
箇条書き いなきび: もちもちとした食感とコクがあり、やさしい甘みが特徴。冷めても美味しさが
持続します。
箇条書き
あわ: くせが少なく上品な味わい。ビタミンB群やミネラルが豊富で、他の食材とも調和します。
ひえ: クセのない味わいと高い栄養価を持ち、食物繊維や亜鉛が豊富。軽やかな食感が楽しめ
ます。
黒米: ポリフェノール(アントシアニン)を豊富に含み、炊き上がりが美しい紫色に染まる人気の
品種。
タカキビ: 弾力のある歯ごたえと挽肉のようなコクがあり、健康志向のメインディッシュや料理の
具材としても重宝されます。
白ごま・金ごま: 豊かな香りと香ばしい旨味が凝縮された国産の希少なごま。雑穀米の風味を引
き立てます。
これらの雑穀は、単に栄養補給の手段としてではなく、「毎日の食卓を美味しく、彩り豊かにする
食材」として、用途に応じたブレンド提案や最適なサイズ規格で供給しています。
- 今後の展望と目指す未来
年間100トン規模の供給体制を整えた今、私たちはさらなる成長と地域・社会への貢献を目指
し、以下の4つの軸で事業を展開してまいります。
1 生産地との共創と地域農業の活性化
雑穀の需要拡大は、地方の生産現場を支える直接的な力となります。高齢化や耕作放棄地の
増加といった農業課題に対し、雑穀の契約栽培や栽培支援を通じて、持続可能な農業モデルを
確立します。「夫の地元」から始まったモデルを他地域とも連携させ、日本の伝統的な穀物生産
基盤を守り育てます。
2 新商品開発とフードロス・機能性研究の推進
玄穀の雑穀販売だけでなく、調理の手間を省いた簡便性商品(レトルト、加工食品、スナック等)
や、プラントベースフード(植物性代替肉)の原料として利用など、新しいカテゴリへの商品開発を
強化します。
また、専門機関と連携した雑穀の機能性(栄養価や健康効果)の数値化・可視化にも取り組みま
す。
3 国内外における「JAPANESE ZAKKOKU」ブランドの確立
国内における健康志向・サステナブル志向に応えるとともに、海外市場(欧米・アジア圏)への輸
出や展開に備えてリサーチして、
日本の高品質な「ZAKKOKU」を、世界のヘルシーフード市場におけるプレミアムな選択肢として
ブランド化していきます。
4 「食育」と体験価値の提供
原点であるカフェでの体験を大切にし、店舗やオンラインを通じて雑穀の美味しい炊き方やレシ
ピ、歴史を伝える食育活動を推進します。「知って、食べて、健康になる」一連の体験を通じて、
雑穀が日本の日常食として定着する社会をつくります。
75kgのおにぎりから始まった私たちの挑戦は、皆様のおかげで100トンを超える大きな事業へと
成長いたしました。しかし、私たちの根底にある「地元の素晴らしい雑穀を届けたい」という情熱
は変わりません。これからも品質へのこだわりを追求し、生産者様と消費者の皆様をつなぐ架け
橋として、国産雑穀の新しい価値を創造し続けてまいります。


